Eurostatが公表した最新の統計によると、2017年12月の季節要因調整後のユーロ圏19ヶ国の小売業出来高は前月比1.1%減、EU28ヶ国は同1.0%減の推移となった。前月の11月は、ユーロ圏で同2.0%増、EU28ヶ国でも同2.1%増と上昇推移であった。2017年12月は前年同月と比較すると、稼働日調整後の小売売上高指数はユーロ圏で1.9%増、EU28ヶ国でも2.4%増であった。12月ユーロ圏における小売業出来高の前月比1.1%減の主な要因は、自動車燃料が前月比1.5%減、非食品分野で同1.2%減に加え、食品・飲料・タバコの同0.7%微減が反映したものとみられる。また、EU28ヶ国における小売業出来高の前月比1.0%減の主な要因は、非食品分野の同1.1%減、食品・飲料・タバコおよび自動車燃料の同0.7%微減が影響したと推測される。ヨーロッパの国別で、最も下落率が大きかったのはルクセンブルグの6.2%減、アイルランドの2.7%減、スロベニアの2.3%減、逆に上向いたのはマルタの3.1%増、エストニアの1.8%増、ルーマニアの1.3%増となっている。
2月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ