財政問題に直面していたスペインのティッシュ専業メーカーCEL Technologies & System社は、同社Arangurenティッシュ工場での生産を再開させたことが分かった。イタリアのLucartグループによる買収で停機となって約2週間が経過、同工場13号機は順調に生産を再開した。Lucart社の広報担当者がRISIに語ったところによれば、同社は13号機が順調に再稼働したことを認めるとともに、製品の品質にも極めて満足しているとしている。更に同工場は現在、すべての設備を徐々に再起動するように取り組んでいるとした。CEL社経営陣は8月に冗長計画を提出し、3つの生産拠点を閉鎖し、230人以上の従業員を削減したとしている。また同経営陣は、グループ企業であるEcofibras Aranguren社、Celulosas Aranguren社、CEL Technologies & Systems Issue社の閉鎖も求めていたとしている。
2月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ