ブラジルの紙パルプ・メーカーSuzano社は、1月に買収取引に関する認証を同国公正取引委員会(Cade)から取引に制限なしとして受けたのに続いて、3月1日付でティッシュ・メーカーFacepa社の買収を完了したことが分かった。この取引は、Facepa社の92.84%の株式と統制権を実質3億1千万レアル(9千5百万米ドル)で譲渡するというもの。また、残りの株式はFINAM(アマゾンの投資ファンド)で引き続き保有されるとしている。Suzano社によると、今回の買収によって同社はブラジルに於ける最大の衛生紙メーカーとなり、同国北部および北東部では突出した地位を築き上げることになるとしている。Cadeの試算によると、Suzano社とFacepa社の資産の合計は同国ティッシュ市場の約10%に匹敵するとしている。
3月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ