フィンランドのKotkamills社取締役会が、同国のKotka工場への新たな抄紙ライン(3号機)導入に向けた潜在的投資に関する予備的な実現可能性調査を開始したことが分かった。その新ラインでは 含浸加工用クラフト原紙(ラミネート紙)を生産する予定で、同社は声明文の中で、同製品の需要増に合わせる為、また同業Stora Enso社の同国Imatraに位置するTainionkoski工場で今年末には閉鎖となる7号機に取って代わる為のラインであるとしている。最終的な結論は、今年末までに下されることになる。同社によれば、同3号機の生産能力、投資コスト額、稼働開始時期については、投資が確定した段階で発表するとしている。3号機導入の可能性に加え、同社は1社以上のヨーロッパの製紙会社から特定のラミネート紙のグレードを下請けする予定であるとしている。
3月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ