インドネシアを本拠とするAsia Pulp & Paper社(APP社)が、3月末から5月にかけてインドネシアと中国にあるLBKP生産の4つの同社パルプ工場で保守休転に入る模様であることが分かった。3月末に、まずインドネシアのSumatraに位置する年産280万トンの生産能力を有するOKI工場に於いて、保守作業を開始することになっている。その後、保守作業はSumatraに位置する別の2工場、Perawang工場とJambi工場に続いて、中国の海南工場でも実施される予定。4工場はいずれも1週間~2週間かけて作業を進めるとしている。OKI工場では、アジア市場向けに販売する為の2機の同仕様のLBKPラインを所有しており、その他3パルプ工場はそれぞれAPP社の紙・板紙生産の現場と一体化している。4工場が計3ヶ月かけて保守休転に入ることで、合計約30万トン分の数量が削減されることになる。
3月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ