米国を本拠とするInternational Paper社(IP社)が、ポーランドKwidzynに位置する同社折りたたみ箱工場の年産25万トンの4号機での火災から復旧、生産を再開したことが分かった。火災は3月16日早朝に同工場構内で発生し、死者1名を出した。この影響で、3号機4号機での生産は中断していた。出火の原因は、現在調査中となっている。同社広報担当者がPPIヨーロッパに語ったところによると、折りたたみ箱の生産は週末の24日~25日に4号機で再開し、既に標準品質の製品を生産・出荷しているとしている。一方、新聞用紙年産112,500トンの3号機については、依然停機のままとなっている。同ラインの損傷は広範囲にわたっており、引き続き修理の為の調査を行なう必要があるとしている。また、今回の火災は同工場の上質紙ラインである1号機2号機には影響を与えなかった。
3月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ