2017年フランスの紙・板紙産業が、その生産量と消費量いずれも前年比0.5%微増とわずかな成長をみせ、それぞれ数量で800万トン、890万トンに到達したとして、3月8日に開催された年次記者会見の席上、同国紙・板紙産業連合COPACELが公表した。数字が上向いた要因は、主に同国の一般経済が昨年1.9%の伸びを示し回復基調となったことにあるとしている。しかしながら、同連合は、同国の産業はその他のヨーロッパ諸国の産業の回復に比べると、利益が低いのが事実と指摘している。昨年の同国輸出量は前年比0.3%増加しており、依然として輸出志向のままであり、2017年生産量の53%はヨーロッパ諸国を中心に輸出に向けられたとしている。
3月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ