2010年~2016年の間、アジアは毎年木材チップ輸入量の記録を前年比で更新していたものの、2017年の輸入量は前年比で減少する結果となったことが分かった。しかしながら、需要の伸びが緩んだとはいえ、各国の大手木材チップ・メーカーのいくつかが、既に輸出量維持の為に奮闘している。N材チップの価格は2018年初頭に急騰したが、将来的なL材チップの不足が予見されているとしている。全体的にアジア諸国の木材チップ輸入への需要は急激に弱まっており、タイやインドネシアといった供給国からの輸出量も急減している。主要生産者の継続的な供給問題は、2022年までに少なくとも200万トン(BDMT)分のL材チップが不足する可能性があることを示している。
4月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ