中国の複数の大手アイボリー・メーカーが、市況価格下落圧力の中で、市場への合計約15万3千トン分の供給を止めることが分かった。当該の各社減産対応は、既に先月末から始まっており、6月まで続くものと思われる。APP中国社は、広西チワン族自治区欽州市に位置する同社工場で唯一の年産120万トンのバージン板紙ラインでの生産を4月28日から5日間止めた。また、浙江省寧波市に位置する同社Beilum工場の年産100万トンの板紙ラインを、5月2日から9日間の予定で停機としている。更に、同工場の別の年産100万トン・ラインも5月20日から5日間停機の予定としている。このようにAPP中国だけでも、アイボリーを中心に合計5万9千トンの減産となる。その他、晨鳴紙業、博彙紙業、太陽紙業なども減産対応を実施する。
5月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ