中国を本拠とする同国最大の紙・板紙メーカーNine Gragons Paper社(玖龍紙業)は、製紙分野で初めて米国市場に参入するとして、1億7千5百万米ドルを投資し、カナダを本拠とするCatalyst社が米国メイン州、ウィスコンシン州で運営する生産能力合計100万トンに近い2工場を買収する計画を推し進めている。玖龍紙業のトップは、同2工場の5機のラインのどれをコンテナーボード用に変換する予定であるかは特定しなかったが、これは、同社がこの分野でInternational Paper社に次ぐ世界で2番目に大きいメーカーで、中国政府が汚染古紙を厳しく無効にし、少なくとも7ヶ月後に古紙輸入を減らした中国の製紙工場に利益をもたらす追加のパルプ生産能力を創出することになるかどうかで判断するとしている。
5月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ