紙パルプ技術協会は５月17～18日、中国造紙学会との共催による「第3回日中紙パルプ技術交流シンポジウム」を、東京大学弥生講堂・一条ホールで開催する。同シンポジウムの開催地は、１回目が北京、２回目が済南で、日本開催は今回が初めて。日本と中国、各９講演が予定されており、中国からも多数の参加者が来日する。講演は通訳付で、要旨集には日本語と中国語の両方が掲載される。
　参加費は会員２万7,000円、非会員３万円（コーヒーブレイクの飲み物代、昼食代、懇親会費、要旨集代を含む）。定員200名。参加申込は、オンラインまたはFAXで所定の申込書に必要事項を記入のうえ、紙パルプ技術協会日中紙パルプ技術交流シンポジウム事務局（電03－3248－4841　Ｆ03－3248－4843　http://www.japantappi.org）まで。４月16日締切。講演タイトルと講演企業（講師名は省略）は以下の通り。
　〔５月17日〕▽日本の製紙産業の現状と見通し（紙パルプ技術協会）▽中国造紙工業発展の見通し（中国造紙学会）▽特殊紙の市場について（日本製紙パピリア）▽軽工業の調整と振興の規則実施　製紙工業の穏やかで比較的早い発展の保持（中国軽工業連合会）▽高品質DIPの製造と洋紙への利用（日本製紙）▽中国林紙一体化過程:実践と研究および政策（南京林業大学）▽紙パルプ工場の省エネルギー（中越パルプ工業）▽中国造紙工業のエネルギー消費の進展と現状分析（大連工業大学）▽日本の紙のリサイクルについて（北越紀州製紙）▽中国製紙用非木材繊維、古紙原料の供給と利用（華南理工大学）
　〔５月18日〕▽中国造紙工業の水汚染の問題と対策（中国中経国際工程有限公司）▽日本の環境法規制の現状・動向と対応（王子製紙）▽中国製紙固体廃棄物処理の現状と趨勢（浙江華章科技有限公司）▽製紙産業における固体廃棄物の処理について（三菱製紙）▽赤天化紙業20万t／年TCF漂白バンブーパルプの生産ライン（貴州赤天化紙業股〓“にんべん”に“分”有限公司）▽DIP高効率フローテーターの操業経験（王子製紙）▽中国造紙工業の技術研究の現状と焦点（中国製〓造紙研究院）▽木質バイオマス利用を目的としたリグニン化学研究の現状（東京大学大学院）

株式会社　紙業タイムス社　「Future　4/5号」より