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紙の業界ニュース

2010/04/21

=三菱製紙= 生産体制の再構築を発表

 三菱製紙は、洋紙や写真感光材需要の低迷長期化を見据え、生産体制の再構築を図る。国内生産品種の再配置や効率マシンへの集約などにより、全社的な生産コストの低減、固定費の削減を推進する。
 その一つは、情報用紙原紙の高砂工場から八戸工場への生産移管。これについては、かねて進めていた施策の目途が立ったことから、高砂工場12号抄紙機(生産品種:感圧紙、感熱紙原紙。年産6万6,000t))を9月で休止し、パルプから原紙までの一貫工場である八戸に生産移管する。これにより全社レベルでのパルプ購入量を削減するとともに、八戸工場の稼働率向上、エネルギーコスト改善を図る。
 さらに、子会社である北上ハイテクペーパーの5号RC機(生産品種:写真感材用レジンコート紙。年産1億㎡)を8月で休止し、既存の6、7号機に新たに完成した8号RC機を加えた3台の多機能レジンコーター態勢に集約する。これにより、需要に見合った生産能力にするとともに、多品種かつ品質規格が分化したレジンコート紙の効率生産を可能にする。

業績予想を修正
 また三菱製紙は、これらの設備休止に伴い減損損失が発生するため、10年3月期の連結業績予想を次の通り修正した(単位:100万円。前期は実績値)。
 前回 今回 前期
売上高 226,000 220,000 253,102
営業益 4,500 4,500 7,110
経常益 2,500 2,500 4,499
当期益 0 ▲1,800 1,168
 前記の設備休止に伴う減損損失約13億円に加え、当期に実施する予定だった土地売却の一部が来期にずれ込んだため、約5億円の売却益が次期持ち越しとなった。これにより最終損益は約18億円の赤字となる見込み。また、売上高は販売減などにより約60億円減少するが、コスト削減効果などがあり営業利益と経常利益は前回予想並みを維持する見込み。
 配当についても、当期は純利益を確保できない見通しとなったことから、期末配当を前回発表の2.5円から無配に修正する。これにより年間配当も無配となる。
 なお同社では、今回の下方修正に鑑み、役員報酬を今後1年間20%減額する。さらに4月から6月までの3ヵ月間については、減額幅を上乗せして社長50%、常務役員40%の減額とする。
 

株式会社 紙業タイムス社 「Future 4/19号」より

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