三菱製紙は、ラージ(プリンテッド)エレクトロニクスに適した「銀ナノ粒子インクによる焼成不要な導電性パタン形成技術」の開発で、このほど日本電子回路工業会から「第6回JPCA賞(アワード)」を受賞した。
「銀ナノ粒子インクによる焼成不要な導電性パタン形成技術」は、三菱製紙が写真感光材料用として扱っている銀と精密多層コーティング技術の組み合わせから生まれた技術。任意の基材に銀ナノ粒子インクを印刷・溶液処理し、室温程度の低温で導電性パターンを形成できる湿式処理技術や、銀ナノ粒子インクを印刷するだけで導電性パターンを形成できる印刷専用基材を開発している。同社では、順次製品化していく予定。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 6/28号」より