日本新聞協会の全加盟新聞103社は8月27日、紙の価値を再発見してもらうキャンペーン広告「紙があって、よかった。」を一斉掲載した。加盟全紙が同一広告を一斉に掲載するのは初めて。新聞の媒体力をアピールすると同時に、「紙と新聞が共に持つ普遍的価値を感じてもらう」というのが広告の狙い。日本新聞協会が進める「日本を元気にする」特別企画として、製紙会社5社(日本製紙、王子製紙、大王製紙、丸住製紙、中越パルプ工業)が広告主となり実現した。
広告は2種類あり、一つは漫画家・手塚治虫の「燈台鬼」の下書きを使ったもので、キャッチフレーズは「その時、紙がなかったら、あのヒーローも生まれてなかった。」もう一つは、野口英世の母シカが、海外で研究をする息子に会いたいという気持ちをつづった手紙を掲載しており、「紙に書いた想いは、その人の声になって届く。」のコピーが添えられている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 9/20号」より