朝日新聞社はこのほどリコーと共同で、朝日新聞や専門紙などのビジネス情報をリコー製複合機に配信する事業所向けサービス「News Plaza（ニューズプラザ）」を開始した。朝日新聞、時事通信、日刊工業新聞など計11社が自社の記事を独自に編集したものを、朝日新聞が集約して配信する。
　利用にはリコーの複合機と、専用ソフトをインストールしたパソコンが必要で、利用者はニュースをパソコンでプレビュー表示し、内容を確認した上で必要に応じて印刷できる。利用料金や配信頻度、印刷可能部数などは提供元により異なる。
　主な参加企業のサービス内容を見てみると、まず朝日新聞はA4判２頁横組みのダイジェスト版を、月～金曜日の朝と午後に１回ずつ配信する。料金は６ヵ月間有効のライセンスが9,450円。１ライセンスにつき10部まで印刷できる。内容は、紙面やウェブに掲載された記事を基に、ビジネスに役立つ情報を選んで編集され、災害などの際には号外も配信する。
　時事通信は上海を中心とした中国のビジネス情報をA4判20～24頁にまとめ、月～金曜日の朝に６ヵ月６万6,150円で配信。さらに経済情報などの分析記事をA4判20～24頁で月・木曜日の朝に、同３万3,390円で提供する。印刷は１部のみ。
　日刊工業新聞はA3判３頁の紙面ダイジェスト版を月～金曜日の朝１回、同１万8,900円で配信する。こちらも印刷は１部のみ。
　以上３紙以外の参加企業は、化学工業日報社、観光経済新聞社、環境新聞社、繊研新聞社、鉄鋼新聞社、日刊建設工業新聞社、日刊自動車新聞社、日本食糧新聞社。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future　2/14号」より