東日本大震災で被災した三菱製紙の八戸工場では、5月中に復旧した抄紙機2台(白板紙1台、印刷・情報用紙1台)とコーター1台に続き、6月19日に3台目の抄紙機が生産を再開した。
今回操業を再開したのは、印刷・情報用紙の大型抄紙機1台で、これにより同工場の生産量は震災前の約35%となる。同社では、9月末までに上記設備を含めて抄紙機5台、コーター3台の生産を再開させ、生産量を震災前の約70%まで回復させる計画。これにより、一部銘柄を除き八戸工場主力製品の生産体制が整う。なおフル生産が可能になるのは、当初予定より1ヵ月ほど早まり、11月中旬頃の見込み。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 7/11号」より