原燃料価格の高騰を背景に製紙各社の値上げ発表が相次いでいる。前号までに紹介した大王のPPC用紙、三菱のカラー印画紙、日本製紙の印刷・情報用紙、王子の白板紙・包装用紙に続き、中パや特種東海も値上げを表明した。直近の値上げ発表は次の通り。
○中越パルプ工業（７月15日発表）…包装用紙を10月１日出荷分から10％以上
○特種東海製紙（７月20日発表）…クラフト紙（重袋用両更クラフト紙、一般両更クラフト紙、加工原紙および特抄原紙）を10月１日出荷分から10％以上。個別に見積もり提示する
○大王製紙（７月22日発表）…印刷用紙（塗工紙、微塗工紙、上質紙、中下級紙）、情報用紙（フォーム用紙、ノーカーボン紙、その他情報用紙）、包装用紙（重袋用両更クラフト紙、一般両更クラフト紙、特殊両更クラフト紙、両更晒クラフト紙、片艶クラフト紙、純白ロール紙）を10月１日出荷分から10％以上。
○日本大昭和板紙（７月22日発表）…白板紙、印刷用紙、包装用紙を９月21日出荷分から10％以上
○日本製紙（７月27日発表）…重袋用両更クラフト紙、一般両更クラフト紙、特殊両更クラフト紙、両更晒クラフト紙、筋入クラフト紙、片艶クラフト紙、グラシンペーパー、金属合紙を９月21日出荷分から10％以上
○三菱製紙（７月29日発表）…印刷用紙全般（上級紙、塗工紙、微塗工紙ほか）、情報用紙全般（ノーカーボン紙、感熱紙、フォーム用紙、PPC用紙ほか）、板紙全般（高級板紙、特殊板紙）を10月１日出荷分から10％以上
 

株式会社　紙業タイムス社　「Ｆｕｔｕｒｅ　8/15号」より