日本通信販売協会(宮島和美会長、正会員517社)はこのほど、2010年度の通信販売市場の売上高について速報値を発表した。
それによると売上高は前年比+8.4%の4兆6,700億円と引き続き拡大、特にテレビ通販とB to B通販の伸びが全体を牽引した。金額ベースでは前年に比べ約3,600億円の増加となり、過去10年間の伸び率で見ても2004~06年度の10%前後に次ぐ高い数値。通販市場は、この10年間で約2倍に成長した。
この調査結果は会員企業の売上高合計3兆800億円に、有力非会員企業約150社の売上高推計を加えて算出したもの。同協会では今年11月に、今回の調査結果を詳細に分析したレポート「第29回通信販売企業実態報告書」を刊行する予定。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 9/19号」より