紙の博物館(東京・北区王子)は、9月17日~11月27日の会期で、企画展「生誕100周年記念 吉澤章 創作折り紙」を開催している。
故・吉澤章氏は、折り紙を独創的な造形芸術の域にまで高め、共通の言葉「ORIGAMI」として世界に広めた、創作折り紙の第一人者。動植物などの生物、仮面、心象、天体など、森羅万象を折り紙で表現し、その芸術性の高さから“神宿る手”と称されている。
吉澤氏と紙の博物館の関わりは深く、1962(昭和37)年から毎年、同館では創作折り紙の講習会や作品展を開催してきた。今回の企画展では吉澤氏の生誕100周年を記念し、さまざまな作品とともに、その創作活動がうかがえる貴重な資料も交えて紹介する。また関連事業として、「創作折り紙教室」、「子どもと楽しむ折り紙教室」も開催する。
○創作折り紙教室…▽日時:10月15日13:30~16:30▽内容:小動物の秋の風情を折り、吉澤氏の創作折り紙に挑戦▽費用:2,200円(入館料別)▽対象:一般▽定員:40名
○子どもと楽しむ折り紙教室…▽日時:11月23日13:30~15:00▽内容:自然界のことや科学的な折り方を学ぶ子ども向け教室▽費用:700円(入館料別)▽対象:小学4年生以上▽定員:40名
講師はいずれも国際折り紙研究会の吉澤喜代氏。参加希望者は電話(03-3916-2320)もしくはWEBサイト(http://www.papermuseum.jp/)から申し込む。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 9/26号」より