古紙再生促進センターは10月11日、東京・千代田区の憲政記念館で、「日中古紙セミナー」を開催した。
近年、古紙は国際的なリサイクル商品となり、日本国内の需給に大きな影響を及ぼしている。特に対中輸出は激増しており、日本の製紙関連企業にとっては、同国の古紙市場の現状と将来動向の把握は重要な課題。そこで古紙センターでは、日本と中国の交流を深めるため、その第一弾として中国の古紙業界・製紙業界の関係者および学術関係者を招聘し、セミナーを開催したもの。セミナーでは、対外経済貿易大学国際経済研究院の夏占友副院長による基調講演のほか、中国における古紙回収から流通、利用までの現状と課題などについての講演が行われた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 10/17号」より