巴川製紙所はこのほど、和歌山県、三重県、奈良県、高知県の社有林3,412haで、フォレストック認定を取得した。同認定の取得は全国で16番目、紙パ業界としては初の取得となる。
フォレストック認定は、「生物多様性」、「森林の管理・経営」について一定以上の評価を有する森林を認定するとともに、その森林が吸収する「森林吸収源(CO2吸収量)」を算定し、第三者への販売流通を可能にする制度。
巴川製紙所は、長期にわたるCO2吸収を可能にする長伐期施業を人工スギ・ヒノキに導入し、健全な林内環境作りを目指してきた。今回の認定取得審査では、「生物多様性」、「森林の管理・経営」ともに優良の評価を受け、またCO2吸収量は年間1万916tと算定された。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 10/24号」より