経済産業省はこのほど、各地方経済産業局(電力・ガス事業北陸支局、沖縄経済産業部を含む)が四半期ごとに行っている、地域経済産業調査の結果を公表した。
この調査は、地域ごとの経済動向を把握するため、各地方経済産業局が管内立地企業にヒアリング調査を実施し、その結果を集約・分析したもの。以下に、9月の調査結果を紹介する。
<地域経済産業調査結果の概要>
*数字は、①鉱工業生産指数の8月速報値(ただし全国は確報、北陸と沖縄は7月速報)、カッコ内は4月確報値 ②8月の月間有効求人倍率、カッコ内は同4月。
〔全国〕地域の景況は持ち直しの動きが見られる。 ただし、為替動向、電力供給制約、海外景気動向など、先行きには景気下振れのリスクあり。①93.6(84.0) ②0.66(0.61)
〔北海道〕厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きが見られる。①95.0(94.0) ②0.47(0.46)
〔東北〕東日本大震災の影響が残るものの、回復の動きが見られる。①89.3(71.7) ②0.61(0.46)
〔関東〕厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きが見られる。①86.5(77.7) ②0.66(0.62)
〔北陸〕持ち直しの動きが見られる。①99.8(103.1) ②0.91(0.86)
〔東海〕緩やかに持ち直している。①95.7(73.4) ②0.86(0.79)
〔近畿〕一部に弱さが見られるものの、持ち直しの動き。①97.1(95.8)
②0.65(0.63)
〔中国〕一部に弱い動きが見られるものの、緩やかに持ち直しの動き。①91.8(90.5) ②0.82(0.79)
〔四国〕一部に弱い動きが見られるものの、緩やかに持ち直している。①102.6(101.8) ②0.83(0.79)
〔九州〕緩やかに持ち直している。①107.7(101.5) ②0.59(0.57)
〔沖縄〕持ち直しの動き。①98.0(97.5) ②0.26(0.29)
株式会社 紙業タイムス社 「Future 11/21号」より