本誌10月17日号で既報のように、北海紙管が実行委員会を組織した「ほっかいもっかい杯スポーツGOMI拾い大会in札幌」が先頃開催されたが、このほどその報告がまとまった。
それによると、大会当日は雨にもかかわらず、事前のエントリー数を超える67チーム(275名)が参加、1時間の競技で311kgのゴミが集まった。優勝は「AURO@酪農学園大学チーム」、準優勝は「北洋銀行Bチーム」だった。
“スポーツGOMI拾い”は、日本スポーツGOMI拾い連盟が提唱し、広めているスポーツイベント。08年の初開催以後、全国各地で開催されている。企業や団体が取り組む従来型のゴミ拾いにスポーツのエッセンスを加え、“社会奉仕活動”を“競技”に変えた新しい環境保護活動でもある。公式ルールなどは連盟が作り、各大会は地元の自治体や企業が事務局を組織して運営。テレビや新聞でも報じられ、注目を集めるイベントとなっている。
札幌大会では、参加者から「環境意識が高まった」「札幌市という町の新しい魅力を再発見した」などの声が寄せられ、実行委を組織した北海紙管は、「主催者として、こうした声が聞かれたことは大きな喜び」とコメントしている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 11/14号」より