日本製紙ケミカルでは12月7日、フィルムコーティング事業の生産拠点である東松山事業所で、新コーター(6号コーター)が竣工した。日本製紙グループは事業の多角化に向け、紙以外の事業強化を進めており、新コーター建設もその一つ。2010年11月に新設を決め、工事を進めてきた。投資金額は22億円。
東松山事業所は、高度なフィルム加工技術を駆使して特徴ある機能性フィルムを生産しており、特に液晶ディスプレイ用光学フィルムは厳しい品質要求に応える製品を揃えている。液晶ディスプレイ用光学フィルムは、スマートフォンやタブレット端末市場の拡大に伴い需要増が見込まれている。新コーターは、東松山事業所で液晶ディスプレイ用光学フィルムを生産する4台目のコーターとなる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/2号」より