粘着材料・ラベル製品のエイブリィ・デニソン・ジャパンは1月1日付で、伊藤忠紙パルプとの合弁により「エイブリィ・デニソン・ジャパン・マテリアルズ㈱」を設立した。
新会社では、印刷用粘着ラベル材、看板・サイン資材、反射材の販売・サービス事業を行う。事業部門は、①日用品、食品、飲料品などの包装に用いられる印刷用粘着材を扱うラベル&パッケージング・マテリアルズ部門 ②車両や建築物用のサイン用粘着資材、工事現場、保安製品ならびに車両などの反射材を扱うグラフィック&リフレクティブ・ソリューションズ部門、の2部門体制となる。代取社長はエイブリィ・デニソン・ジャパンのゲーリー・レポン社長が兼務し、所在地も同社と同じ(東京都港区海岸1-2-20汐留ビルディング13F 電03-5776-1771)。
エイブリィ・デニソン・ジャパンはエイブリィ・デニソン(米国)の日本法人として2008年に設立され、一方、伊藤忠紙パルプは、伊藤忠グループの生活資材分野における中核事業会社として、紙製品を中心とした販売・サービスを行っている。両社は、「今回の合弁を機に成長スピードを加速させ、事業を拡大して新たな付加価値の創出を図っていく」としている。
なおエイブリィ・デニソン・ジャパンは、引き続きアパレル向けのタグやラベルを扱うリテールブランディング&インフォメーション・ソリューションズ部門の事業強化を図るほか、RFID製品や医療製品の販売、マーケティングについても取り組んでいく方針。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/23号」より