日本紙パルプ商事(=JP)は、インドの紙卸売会社、KCT Trading Private Limited(=KCT社)株式の49%を取得した。
JPは、「JPグループ中期経営計画2013」を策定し、既存事業の収益力強化とともに、海外事業、資源・環境など関連事業の拡大を図っている。海外事業については、紙・板紙卸売業、段ボール製造販売、製紙原料販売、家庭紙製造販売などの事業を展開しつつ、グローバル調達・販売ネットワークの拡充を進めている。
KCT社はコルカタに本社を置き、ムンバイ、デリー、チェンナイといった主要都市を中心にインド全土をカバーする販売網を持つ。今回の株式取得と業務提携により、JPは現地市場に根付いた販売体制を構築し、持続的な成長が見込まれるインドでの事業拡大と顧客サービスの向上を目指す。また、インド産製品の欧米・アジアへの販売にも取り組む。
<KCT社の概要>
〔本社〕インド ウェストベンガル州コルカタ
〔事業〕紙・板紙の卸売販売
〔2011年3月期売上高〕19億8,043万8,000ルピー(32億6,772万3,000円)
〔代表者〕Priya Saran Chaudhri(Managing Director)
株式会社 紙業タイムス社 「Future 4/16号」より