日本再生資源事業協同組合連合会(=日資連)は5月12日、都内の東京資源会館で2012年度(第40回)通常総会を開催、委任状を含む31名が出席した。冒頭、挨拶に立った上岡克己会長(群馬県再生資源事業協同組合連合会理事長)は、この春の叙勲で組合元会長、現相談役の紺野武郎氏が旭日小綬章を受章したことに触れ、「当組合にとって大変名誉な出来事」と紹介した。
これを受けて紺野氏は「当組合は多くの人々の努力で、全国組織への拡充や認定制度を通じた改革を成し遂げてきたが、私は偶々その現場に居合わせただけ。持続可能な循環型社会の構築に向けた取組みが評価され、組合を代表して受章したものと思う。引き続き恩返しのために微力を尽くしたい」と謝辞を述べた。また来賓として招かれた、経産省産業技術環境局リサイクル推進課の吉川課長補佐も「資源回収業界として初の勲四等相当の叙勲ではないか。これを機に日資連がさらに飛躍していくことを期待、確信している」と称えた。
当日上程された議案のうち12年度の事業計画では、正会員未加盟地区(滋賀・和歌山・山口・長崎・大分の5県)の加入促進に向け、引き続き努力していくことなどが決まった。また任期満了に伴う役員改選では、上岡会長を再任。上岡氏は「身の引き締まる思いだが一生懸命努めていく」と抱負を述べた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/28号」より