日本パレット協会(山〓純大会長)は去る5月31日、都内で2012年度の通常総会を開催した。同協会は、今年3月23日に社団法人から一般社団法人への移行認定を受け、4月1日付で新法人設立の登記を行ったばかり。一般社団法人としてのスタートを切る最初の通常総会となった。
今年度の事業としては新法人へ移行して初年度であり、かつ2年後には協会設立50周年を迎えることから、現在官民挙げて推進中の「アジア・リターナブルパレットシステム」を一層強力に推進していくほか、必要とされる運営改革をすべて断行するとしている。
具体的には、品質を保証するJPAマーク認定制度の普及、ユニットロードシステムの推進、パレット管理士講座の充実などが活動の主眼に置かれ、事業計画が細かく組まれている。またグローバル化の進展に対応するため、日本を含むアジア10ヵ国の業界団体で構成するアジアパレットシステム連盟(APSF)との活動連携強化も、活動に盛り込まれている。5月23日にソウルで開催されたAPSF総会では山崎純大氏が会長に選出されており、活躍が期待されるところ。
総会終了後の懇親会で山〓会長は「イノベーションの本質は生活の利便性を増す新しいサービスの創出。官民挙げてイノベーションに取り組み、協会ならではのイノベーションに向かって社会貢献を果たしていく」と抱負を語った。続いて特別功労者表彰が行われ、岡田和夫前会長、大西忠前副会長、高森秀夫現技術顧問の3氏に感謝状が贈られた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/18号」より