日本ロジスティクスシステム協会、日本能率協会ならびに日本産業機械工業会、日本産業車両協会、日本パレット協会、日本運搬車両機器協会、日本物流システム協会の共催による「国際物流総合展2012」が9月11～14日、東京ビッグサイトで開催される。第10回目となる今回は海外も含め、402の企業・団体が合わせて1,581小間のブースを出展。主催者は期間中、13万人の来場を見込んでいる。
　今回のテーマは「ロジスティクスの新たなステージへの挑戦～人・社会・地球のために～」。昨年の3.11大震災後に緊急物資が現地に届かなかったという経験を踏まえ、主催者は「物流の果たす役割が高まっていることを改めて認識した。日本の産業復興に多大の貢献ができる場だと考えている」（同展実行委員長・昼間祐治氏＝IHI顧問）と、テーマの背景を語る。
　会場では、最新の物流機器やソリューションのプレゼンが行われるが、主催者によると見どころの一つは物流の未来、環境、安全を提案する企業が増えていること。ハイブリッド車や低燃費フォークリフトなどが出展される。また会場には「スマート・トラフィック～次世代を担う陸上輸送」「拠点進出ソリューション～企業の発展をサポートする」「環境にやさしい包装システム」という三つの集中展示コーナーを設ける。
　さらに期間中毎日、出展社72者によるプレゼンテーションセミナー（毎回定員100名）を行うほか、9月12日にはヤマト運輸・沖縄県・全日空の3者による「アジア物流戦略講演会」を開催する。いずれも無料だが、アジア物流戦略講演会には事前登録が必要。展示会前に出展企業との情報交換を図るマッチングサービスも今回から導入した。入場料1,000円が無料になる来場事前登録もホームページで受け付けている。http://www.logis-tech-tokyo.gr.jp

株式会社　紙業タイムス社　「Ｆｕｔｕｒｅ8／20号」より