日本紙パルプ商事は、保有株式の株価下落に伴い、13年3月期第2四半期(12年4~9月)で有価証券評価損90億3,800万円を特別損失として計上する。評価損額の内訳は次の通り(単位100万円)。
単体 連結
第1四半期 2,260 2,306
第2四半期 6,706 6,732
累 計 8,966 9,038
上記の特別損失計上に伴い、四半期最終損益は赤字となる見込み。また、売上高、営業利益、経常利益についても、中国の景気減速や欧州の景気低迷の影響で海外販売が予想を下回っていることに加え、国内販売も輸入紙の増加により販売数量が減少しているため、前回予想を下回る見通し。したがって同社では、第2四半期(12年4~9月)の連結業績予想を次のように修正した(単位100万円。「前期」は前年同期の実績値)。
前回 今回 前期
売上高 260,000 250,000 261,869
営業益 3,200 2,700 3,210
経常益 3,200 2,800 3,171
当期益 400 ▲4,000 772
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/22号」より