王子グループの王子木材緑化は11月、ベトナムの国営林業公社Vietnam Forest Corporation(以下、VINAFOR社)と合弁で、ベトナム北部のバクザン省に現地法人を設立し、合板製造工場を建設する。営業生産は2013年12月開始の予定。併せて、王子木材緑化100%出資による販売会社をハノイ市に設立する。
王子グループは、王子グリーンリソースを中核会社として資源環境ビジネスを積極展開しており、王子木材緑化は、その王子グリーンリソースの完全子会社。資源環境ビジネスのうち森林資源事業を推進している。今回の事業では、ベトナム最大の林業公社VINAFOR社が主として原料調達を担当し、王子木材緑化が生産管理と日本・東南アジアへの販売を行う。それぞれの強みを生かした資源環境ビジネスであり、王子木材緑化にとっては重要な海外事業拠点となる。
<合弁会社の概要>
〔名称〕OJI-VINAFOR PLYWOOD CORPORATION
〔資本金〕300万㌦(王子木材緑化60%、VINAFOR社40%)
〔事業〕ユーカリ植林木を主原料とするフロア用合板などの製造販売
〔生産能力〕約3万/年
<現地販売会社の概要>
〔名称〕OJI FOREST & PRODUCTS VIETNAM(仮称)
〔資本金〕30万㌦(王子木材緑化100%)
〔事業〕合板などのベトナム国内および輸出販売
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/5号」より