大王製紙は11月10日、『エリエールティシュー（180組5個パック）』の企画品『東北名所BOX』を発売した。売上げの一部は東日本大震災復興支援の義援金として寄付する。
　『東北名所BOX』は、東北6県の名所のイメージ写真と“売上げ1パックにつき1円”を寄付する文言をパッケージに記載した、数量限定商品。パッケージには、青森県の十和田湖、岩手県の平泉・中尊寺金色堂、秋田県の角館武家屋敷、宮城県の松島、山形県の羽黒山・五重塔、福島県の磐梯山・猪苗代湖の写真が印刷されている。
　同社では震災以降、被災地での支援活動や同社製品を含む生活用品の提供に取り組んできた。さらに今年度は、同社主催のゴルフトーナメント「エリエールレディスオープン」を福島県いわき市で開催、11月15～16日の2日間は福島県民と北茨城市民を入場無料にするほか、福島の特産品を集めた「復興市」や、地元の子供たちによる女子プロゴルファーのエスコート企画などを実施する。
　震災から1年以上が経過して現地からの情報が減り、被災者の間では「復興の終結イメージ」と「被災記憶の風化」を危惧する声が上がっている。こうした流れに対し同社では、さらなる支援活動として6月、東日本大震災義援金企画品第1弾のティシュ『東北夏祭りBOX』を発売し、売上げの一部を義援金として寄付した。今回の『東北名所BOX』は、その第2弾。5個パックのうち、2個が東北名所を印刷したデザインボックスとなる。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Ｆｕｔｕｒｅ11／19号」より