トッパングループの電子書籍ストア運営会社、BookLive(ブックライブ)は昨年11月、新たな電子書籍端末『BookLive!ReaderLideo(ブックライブ・リーダー・リディオ)』の商品化を発表したが(本誌11月26日号)、12月10日に予定通り販売を開始した。
同社によると『リディオ』は発表以来、予想を上回る売れ行き。初回の店舗(三省堂)向け出荷分は一部で欠品が出ているほどだという。初年度の売上目標金額は公開していないが、現在のペースで十分達成できる見通しという。受注が好調な要因については、①ヤング層だけでなく、電子機器の扱いが不得手なシニア層に対しても、通信設定・通信費用が不要で箱から出してすぐ使える点が好評、②書籍数も国内最大の9万5,000冊を揃えていることなどを挙げる。扱いやすさや豊富なコンテンツなど、狙いが見事に的中した形だ。
発売初日の10日には、販売取扱店でもある三省堂本店で、タレントのピースを招いてトークショウも行われた。ピースは13年3月末まで、同商品のWebサイトのキャラクターを務める。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/7号」より