日本製紙新聞営業本部はこのほど、PR紙『かわら版NIPPON』の第53号を発刊した。体裁は新聞タブロイド版、オールカラーの12頁建てで、使用用紙は勇払工場のリサイクルKY(60.2g/ ㎡)。
今号のトップ記事(1~2面)では、石巻兼岩沼工場長の藤崎夏雄常務が「引込線復旧で全国へつながる石巻工場」と題し、復興プロセスで最後の課題となっていた物流をテーマに、JR貨物との共同事業である鉄道輸送の必要性を熱く語っている。
また3面では、2年ぶりに再開された東北・新潟および九州地区における新聞用紙品質会議を特集。大震災後の新聞を取り巻く環境の変化、新聞社の役割、また技術的課題などについて参加者の生の声を聞き、「より良い品質づくりに一層邁進する決意を新たにした」と記している。
6~9面には、新年号恒例の「わたしの今年の目標数字」が発表されている。それぞれが今年思うことや達成のために“己の心に鞭打って”公表したもので、来春の結果が期待されるところだ。
なお意外な話題として、同社の新聞営業マンには結構アスリートが揃っている。 10面ではマラソンに参加した社員の奮闘の様子がうかがえる。同社では「マラソンを走りたいと考えておられる方は、ぜひ声を掛けてほしい」と呼びかけている。
新聞営業本部はパブリシティの向上を目指し、1997年7月に『有楽町かわら版』を創刊。2009年5月の本社移転を機に、『かわら版NIPPON』と題字を変更するとともに大幅な紙面刷新を行い、さらに読みやすくなった。
同社新聞営業本部員が自ら新聞製作を実践し、その苦労を学ぶとともに、新聞用紙に特化した情報や顧客への提言を伝達する媒体として、現在は年2回のペースで発刊されている。紙面の一部はhttp://www.nipponpapergroup.com/contents/200184484.pdfで閲覧できる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/4号」より