経済産業省では、2012年12月から第5回「内閣総理大臣表彰 ものづくり日本大賞」の募集を開始、2月22日まで受け付けている。
「ものづくり日本大賞」は、日本の「ものづくり」を支える人材の意欲を高め、その存在を広く社会に知ってもらうことを目的とする顕彰制度。2005年の創設以降、隔年で開催され、今回で第5回。経済産業省が国土交通省、厚生労働省、文部科学省と連携して実施している。ものづくりの第一線で活躍する人に、内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞などが授与される。過去4回で累計約2,500件の応募があり、その中から内閣総理大臣賞23件、経済産業大臣賞66件が選出されている。
募集部門と対象者・団体は次の通り。
①製造・生産プロセス部門(内閣総理大臣賞、経済産業大臣賞ほか)…生産技術の抜本的効率化など、製造・生産工程において画期的なシステムや手法を開発・導入し、生産革命を実現させた個人またはグループ。
②製品・技術開発部門(内閣総理大臣賞、経済産業大臣賞ほか)…高度な技術的課題を克服し、従来にない画期的な製品・部品や生産技術の開発・実用化を実現させた個人またはグループ。
③伝統技術の応用部門(内閣総理大臣賞、経済産業大臣賞ほか)…伝統的な技術の工夫や応用によって、革新的・独創的な製品・部品や生産技術の開発・実用化を実現させた個人またはグループ。
④海外展開部門(経済産業大臣賞ほか)…日本の製造・生産プロセス、製品・技術開発および伝統技術を東アジア諸国などで展開し、現地日系企業の生産性向上や市場拡大などに貢献した、日系企業に勤める個人またはグループ。
⑤青少年支援部門(経済産業大臣賞ほか)…若年ものづくり人材(学生・生徒)の育成支援に積極的に取り組んでいる企業、NPOなどのうち、その活動が目覚ましいと認められるもの。
受賞資格や応募方法など、詳細は専用webサイト(http://www.monodzukuri.meti.go.jp/)を参照。募集締切は2月22日(必着)、3~8月に第1次・第2次審査が行われ、夏頃に受賞者が決定する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/4号」より