日本、モンゴル両政府はこのほど、「2国間オフセット・クレジット」で合意、二国間文書「日・モンゴル低炭素発展パートナーシップ」に署名した。
モンゴルのウランバートルで行われた署名式典では、清水武則駐モンゴル大使と、モンゴルのオヨーン自然環境・グリーン開発大臣が署名。式典後のセミナーでは、経済産業省委託事業として実施中のFS案件「送電網および石炭火力発電所の高効率化プロジェクト推進」などが紹介された。
同制度は、日本が温室効果ガスの排出削減につながる技術などを相手国に提供し、そこで得た削減・吸収量を日本の削減分として定量化する制度。外務省、経済産業省、環境省の3省が、関心国と2国間協議を進めているが、署名に至ったのはモンゴルが初めて。両国は今後、合同委員会を設置し、制度の運用を進めていく。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/4号」より