レンゴーの防炎段ボール『RAFEP(ラフェップ)』が、「2012年日経優秀製品・サービス賞 優秀賞 日経産業新聞賞」を受賞した。
日経優秀製品・サービス賞は、日本経済新聞社が2012年に紙面掲載した新製品・サービスの中から、特に優秀と評価された製品・サービスに贈る賞。『RAFEP』は、紙でできた段ボールは火に弱いという常識を打ち破る画期的な段ボールとして高く評価され、今回の受賞となった。
『RAFEP』は、バーナーで2分間以上火を当てても燃え広がらず、防炎製品として日本防炎協会から認定を受けている。一般的な構造用防炎合板2級規格品と比べて重量は約6分の1、強度は同等以上を有し、それでいて通常の段ボール同様の加工ができ、オフセット印刷も可能。また、防炎加工に用いられる薬剤は人体に安全無害で、100%リサイクルできる。すでに災害時避難所での間仕切り用として東京都板橋区で採用されており、今後は建材、フィルター類、自動車関連部品など、これまで段ボールが使用されていなかった分野への用途拡大も見込まれている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/4号」より