図書印刷は4月1日付で、100％子会社の図書製本㈱を吸収合併する。組織統合して生産工程の指示系統を一本化し、品質管理体制を強化する。また、間接部門の共通化によって業務効率の向上を図る。これに伴い図書製本は解散する。

＜図書製本の概要＞

〔所在地〕東京都北区東十条3－10－36

〔代表者〕斉藤雅久代取社長

〔資本金〕9,500万円

〔設立〕1989年3月1日

〔直近の業績〕売上高48億7,700万円、営業利益5,800万円、経常利益5,900万円、当期純利益1,600万円（2012年3月期）

 

沼津工場を改修城北工場は廃止

　図書印刷は、このほかにも生産体制最適化のための施策を実施している。まず、主力工場の沼津工場は改修工事を進めており、6月までに完了する予定。場内物流の合理化や耐震強化を目的とした改修で、老朽化した建物の建替えを中心に進めている。今後は設備の更新によって生産効率を高め、収益力の向上を図る。

　また、凸版印刷の委託製品を中心に生産してきた城北工場（東京・北区）については、築年数が40年を経過していることや出版印刷市場の縮小などを勘案し、3月31日付で工場を廃止、他工場に生産移管する。

 

 

株式会社　紙業タイムス社　「Ｆｕｔｕｒｅ2／18号」より