レンゴーの連結子会社で段ボール・紙器メーカーの日之出紙器工業は、コルゲータを統廃合する。
鹿児島に本社を置き、九州全域に段ボール・紙器を供給する日之出紙器は、2012年10月にレンゴーグループの段ボールメーカー、大興製凾を吸収合併し、現在は九州圏に5ヵ所の工場を持つ。このうち、旧大興製凾の工場は山口県下関市にあり、日之出紙器の小倉工場からは直線で約5㎞と至近。このため同社では、両工場の生産効率化を検討してきた。そして、1月に小倉工場のコルゲータが更新されたのを機に、段ボールシートの生産を小倉工場に一元化し、3月31日をもって旧大興製凾のコルゲータを休止することとしたもの。
レンゴーは、「今回の設備統廃合を通じ、需要に見合った生産・供給体制の最適化を図るとともに、これまで以上に迅速なユーザーニーズへの対応と品質向上を図る。これにより、九州・山口県地域での段ボール事業をさらに強化する」と述べている。
<日之出紙器工業>
〔本社〕鹿児島県日置市伊集院町麦生田2158
〔代表者〕藤田哲郎代取社長
〔資本金〕8,100万円
〔主要株主〕レンゴー99.68%
〔事業内容〕段ボールシート・ケースの製造販売、包装用紙器の製造販売
〔売上高〕 133億4,200万円(2012年3月期)
〔従業員数〕440名
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/25号」より