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紙の業界ニュース

2013/03/07

決 算

 

=紙パ関連企業の第3四半期=前号、前々号に引き続き、今号では紙加工・印刷の第3四半期(12年4~12月)決算を紹介する。以下、連結業績、単位100万円、( )内は前年同期比、〈 〉内は前年同期の実績値。
●トーモク
〔第3四半期〕
 売上高 103,777 (+5.7%)
 営業益 3,605 (+1.0%)
 経常益 4,014 (+3.1%)
 当期益 2,105 (△8.0%)
〔通期予想〕
 売上高 150,000 (+8.0%)
 営業益 8,000 (+16.7%)
 経常益 7,900 (+11.0%)
 当期益 4,100 (+5.1%)
 段ボール需要は加工食品や通販・宅配向けが伸びたが、全体としてはほぼ前年並み。大一コンテナーを連結化したため、生産量は増加している。また、主力工場の館林・小牧・大阪の3工場で生産能力を強化した。工場内照明のLED化や、夏の猛暑・節電対策として生産シフトの変更などにも取り組んだ。これらの結果、段ボール事業は増収増益となった。運輸倉庫事業は、夏場の猛暑で飲料分野などの取扱量が増え、増収減益。住宅事業は増収ながら営業損失は前年同期より膨らんだ。通期予想は昨年5月の発表以降、変更なし。
●スーパーバッグ
〔第3四半期〕
 売上高 26,808 (+3.1%)
 営業益 84 (△42.0%)
 経常益 71 (△45.1%)
 当期益 32 〈前期△32〉
〔通期予想〕
 売上高 34,500 (+2.7%)
 営業益 300 (+130.8%)
 経常益 250 (+77.3%)
 当期益 150 (+614.3%)
 紙製品事業は、主力の紙袋の販売量が増加し増収となった。しかし営業利益は、原材料価格の上昇をコスト削減で補えず、加えて売上増に伴って販管費が増加したため減益となった。化成品事業も増収だが、営業利益は原材料価格と仕入価格の上昇に見合った売価修正ができず粗利益率が低下、加えて販管費が増加し、減益となった。通期予想は、昨年10月の前回予想から変更なし。
●昭和パックス
〔第3四半期〕
 売上高 14,117 (△2.8%)
 営業益 545 (△14.0%)
 経常益 630 (△14.3%)
 当期益 376 (△21.2%)
〔通期予想〕
 売上高 19,500 (+3.0%)
 営業益 860 (+10.5%)
 経常益 920 (+3.1%)
 当期益 595 (+22.9%)
 全般的に出荷量が減少し、減収となった。損益については、売上減少のほか、原材料の値上がり、前年度に実行した設備投資に伴う減価償却費の増加もあって減益となった。中核事業である重包装袋部門は、主力製品のクラフト紙袋で売上量の減少幅が業界全体の減少幅より大きく、部門全体でも減収となった。同社のシェアが高い合成樹脂用途の落ち込みが響いている。フィルム製品部門も、前年度にあった震災後の特需効果がなくなったことにより減収となった。通期予想は昨年5月の発表以降、変更なし。
●野崎印刷紙業
〔第3四半期〕
 売上高 13,246 (△1.5%)
 営業益 165 (△7.4%)
 経常益 159 (△12.5%)
 当期益 162 (△50.9%)
〔通期予想〕
 売上高 16,700 (△2.7%)
 営業益 60 (+6.2%)
 経常益 60 (+6.3%)
 当期益 100 (△62.6%)
 受注競争による販売価格の低下などから減収となり、損益面も販管費の削減に努めたが減益を免れなかった。主な部門の業績は、商業印刷部門では高級美術印刷やカレンダーが企業の経費削減の影響から減収。包装資材・紙器・紙工品部門では、包装資材は取引先の在庫抑制や復興需要の反動減などから減少したが、紙器・紙工品は設備投資効果などにより順調に推移し、増収となった。通期予想は、昨年11月の前回予想から変更なし。
●大石産業
〔第3四半期〕
 売上高 13,215 (+3.5%)
 営業益 696 (+46.7%)
 経常益 878 (+40.3%)
 当期益 539 (+88.4%)
〔通期予想〕
 売上高 17,500 (+3.6%)
 営業益 680 (+11.0%)
 経常益 900 (+6.3%)
 当期益 450 (+8.7%)
 環境に配慮した製品の提供など、提案営業を積極的に推進し、既存分野の維持拡大と新規顧客の獲得を図るとともに、業務の効率化、コスト削減を推し進めた結果、増収増益となった。通期予想は昨年5月の発表から変更なし。
●セキ
〔第3四半期〕
 売上高 10,028 (+6.4%)
 営業益 461 (+1.8%)
 経常益 570 (+4.1%)
 当期益 326 (+4.1%)
〔通期予想〕
 売上高 12,816 (+2.0%)
 営業益 584 (+5.4%)
 経常益 726 (+9.2%)
 当期益 408 (+13.2%)
 主力の印刷関連事業は、企業の広告宣伝費の削減傾向が続いて印刷需要が落ち込む中、需要が集中する首都圏・関西圏での営業を強化したほか、既存取引先に対する印刷需要の掘り起こしや、自社のノウハウを活かせる印刷物の受注獲得に努めた結果、売上は微減にとどまり、営業利益は増益となった。洋紙・板紙販売関連事業は、前年同期に震災で落ち込んだ洋紙販売に回復傾向が見られる中、営業活動を強化し大幅な増収増益となった。出版・広告代理関連事業は減収で、営業損益も損失計上となった。通期予想は昨年5月の発表から変更なし。
●中央紙器工業
〔第3四半期〕
 売上高 9,445 (△2.0%)
 営業益 936 (△16.0%)
 経常益 1,001 (△12.2%)
 当期益 604 (△4.6%)
〔通期予想〕
 売上高 12,600 (△2.1%)
 営業益 1,150 (△19.1%)
 経常益 1,180 (△19.7%)
 当期益 700 (△15.7%)
 拡販活動に尽力したが得意先の海外シフトが進み減収となった。利益面も、価格競争などにより減益。セグメント別の実績は、「日本」が減収減益、「中国」は増収減益だった。通期予想は、昨年11月の前回予想から変更なし。
●ニッポン高度紙工業
〔第3四半期〕
 売上高 7,773 (△21.0%)
 営業益 △279 〈前期862〉
 経常益 △333 〈前期811〉
 当期益 △344 〈前期443〉
〔通期予想〕
 売上高 10,240 (△16.4%)
 営業益 △570 〈前期692〉
 経常益 △610 〈前期693〉
 当期益 △510 〈前期317〉
 スマートフォン関連は堅調に推移し たものの、薄型テレビを中心とする民生機器や産業機器向けの需要が世界的に低迷した結果、減収となった。また利益面は、主力のセパレータ事業の売上減と、これに伴う稼働率低下で売上原価率が上昇したことに加 え、昨秋の米子工場稼働で増加した減価償却費もあり、赤字となった。
 通期予想も、セパレータ受注は底入れと回復の兆しが見られるものの、当面は低いレベルで推移 すると予想されるため、昨年10月の前回予想を売上高および利益の全段階で下方修正した。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/11号」より
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