日本印刷産業連合会（＝日印産連）は3月1日から、「第12回印刷産業環境優良工場表彰」への参加工場の募集を開始した。

　これは日印産連が、印刷企業の環境問題への取組み促進と、工場の環境改善、印刷企業に対する社会の理解獲得を目的に、2002年度から実施している表彰制度で、傘下10団体の会員企業を対象としている。優良工場には経済産業大臣賞、経済産業省商務情報政策局長賞、日本印刷産業連合会会長賞、同特別賞、同奨励賞が授与され、過去11回で延べ168工場が受賞した。

　今回も前回同様、第1次審査（選択式）と第2次審査（記述式）に分けて実施、1次審査を通過すると2次審査を受けられる。1次審査の応募受付は4月10日（水）までで、応募は無料。過去に受賞した工場は1次審査を省略できる。2次審査の受付期間は4月22日～5月31日。応募方法など詳細は日印産連webサイト（http://www.jfpi.or.jp/）を参照。なお表彰式は9月18日の「印刷の月・記念式典」で行われる予定。

＜応募資格＞

○日印産連会員である10団体の会員企業であること

○印刷および印刷加工に関わる工場であること

○工場稼働後3年以上経過していること

○過去5年間、環境法令などに基づき操業停止などの行政処分を受けていないこと

＜審査内容＞

○工場の周辺環境対策

○広域的な環境対策

○工場内における作業環境の管理

○環境管理体制が整備され、環境対応が企業経営上、明確に位置付けられているか

○環境対応が企業経営上、具体的効果をもたらしているか

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future4/1号」より