富士フイルムビジネスサプライ(FBS)は、A4サイズ原稿から掲示板用のポスターや横断幕などを簡単に作成できる『POSTER PRINTER』(ポスタープリンター)の新機種として、『POSTER PRINTER ST-1』を5月1日より全国で発売する。
ポスタープリンターはスキャナー一体型のプリンターで、A4サイズ原稿を誰でも簡単に大サイズに拡大でき、掲示板用ポスターや横断幕、立看板、会議資料、POPなどを作成できる。またUSBやLANケーブルを接続すれば、パソコンからの拡大プリントも可能。1987年10月の発売以来、累計販売台数は16万台を記録しており、学校や公共施設、運輸や流通などの幅広い客層で使われている。
今回発売する『ST-1』は新設計サーマルヘッドの採用により、従来に比べ最大3.2倍の高速プリント(自社比)と高耐久性を実現している。具体的には、ポスターなどのA1サイズ相当では従来の99秒から59秒に、模造紙などのA0 ノビサイズ相当では同288秒→89秒と印刷時間を短縮できるので、生産性が大幅に向上する。またヘッドの耐久性を大幅にアップさせているため、大量にプリントするヘビーユーザーも安心して使用できる。
このほかの特長としては、
○600dpiスキャナーの搭載でプリント品質を向上…スキャナーの読取解像度を従来の400dpiから600dpiへアップ。豊かな階調表現を実現し、プリント品質を向上させている。
○幅広い専用記録紙をラインアップ…従来の「直接感熱紙」「熱転写紙」に加え、耐光性に優れた「高耐光感熱紙」、雨風に強く破れにくい「高耐久感熱フィルム」を新たに品揃え。用途に応じて最適な用紙を選択できる。
などがある。
『ST-1』の本体価格はオープン。専用スタンドは3万円。FBSではハード本体の魅力に加え充実した専用記録紙のラインアップ、多彩な画像編集ソフトの『ポスターマジックシリーズ』や『拡大プリントEZ』などと併せ、今後もポスタープリントの魅力を提案していくとしている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/22号」より