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紙の業界ニュース

2013/09/11

決 算

=紙パの4~6月期=
 前号に続き紙パ関連企業の第1四半期(2013年4~6月)業績を紹介する。数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【加工】
●ナカバヤシ
〔第1四半期〕
 売上高 11,309 (+10.5%)
 営業益 △134 〈前期△481〉
 経常益 △4 〈前期△309〉
 当期益 △26 〈前期△229〉
〔通期予想〕
 売上高 50,000 (+3.0%)
 営業益 1,500 (+57.4%)
 経常益 1,700 (+36.1%)
 当期益 1,000 (+29.5%)
 受注部門ではBPOの推進ともに、ラベル事業や印刷Web通販などの新規事業の本格化に取り組んだ。製品販売部門では新製品の開発、拡販とともに、北米を中心とした海外販路の開拓にも注力した。また前期に連結子会社となった松本コロタイプ光芸社、カグクロ、協友の業績面への寄与があった。木質バイオマス発電事業に参入し、5月には松江バイオマス発電㈱を設立している。それらの結果、増収となり、利益面でも赤字幅を圧縮できた。主な事業の業績は、印刷製本関連事業は増収となり営業損失も減少、ステーショナリー関連事業も減収ながら営業損失は減少した。
●スーパーバッグ
〔第1四半期〕
 売上高 8,329 (+1.8%)
 営業益 △144 〈前期△52〉
 経常益 △93 〈前期△50〉
 当期益 △67 〈前期△22〉
〔通期予想〕
 売上高 35,500 (+2.8%)
 営業益 330 (15.7倍)
 経常益 320 (+595.7%)
 当期益 200 (+110.5%)
 経営環境は、個人消費に幾分回復傾向が見られるものの、原材料市況の高止まりや急激な円安から一段と厳しい。紙製品事業は主力の手提袋や紙器の販売金額増加などにより、売上高は前年同期を上回ったが、営業利益は販売管理費の増加により減益となった。レジ袋などの化成品事業は、増収ながら原材料高や円安の影響で損失計上となった。
●昭和パックス
〔第1四半期〕
 売上高 4,550 (△1.3%)
 営業益 168 (+3.7%)
 経常益 225 (+11.2%)
 当期益 151 (+56.6%)
〔通期予想〕
 売上高 20,000 (+7.2%)
 営業益 790 (+6.5%)
 経常益 870 (+3.6%)
 当期益 545 (+3.6%)
 タイ昭和パックスの売上高が大幅に伸びたものの、出荷数の減少により減収となった。損益については、連結子会社の原価低減効果が大きく寄与した。主なセグメントの業績は、重包装袋部門では主力のクラフト紙袋が減少したが、子会社の九州紙工やタイ昭和パックスの売上量が増えて部門全体でも増収。フィルム製品部門は産業用、農業用いずれも売上量が減少し減収となった。
●大石産業
〔第1四半期〕
 売上高 4,506 (+2.5%)
 営業益 272 (+22.0%)
 経常益 330 (+34.7%)
 当期益 203 (+86.4%)
〔通期予想〕
 売上高 18,000 (+3.3%)
 営業益 1,000 (+10.1%)
 経常益 1,200 (+3.8%)
 当期益 740 (+3.1%)
 提案営業を継続するとともに、環境配慮型の製品開発を推進して業績向上に取り組んだ結果、増収増益となった。
●野崎印刷紙業
〔第1四半期〕
 売上高 4,215 (+1.3%)
 営業益 47 (△31.8%)
 経常益 46 (△32.3%)
 当期益 17 (△47.7%)
〔通期予想〕
 売上高 17,450 (+2.8%)
 営業益 240 (+102.8%)
 経常益 220 (+98.5%)
 当期益 110 (△8.3%)
 全国の営業拠点を活かして新規需要の開拓に努め、生産面では生産設備の更新・改修を図るとともに生産効率の改善に取り組んだ。売上高は前年同期をクリアしたものの、利益面では粗利益の減少を経費削減で補えず減益となった。主な事業の業績は、商業印刷部門では、高級美術印刷の受注低迷などから減収となり、包装資材および紙器、紙工品部門は紙器・紙工品が堅調に推移し て売上高は微増。化成品類の新規開拓が進んだ「その他部門」の売上高が大きく伸びた。
●ニッポン高度紙工業
〔第1四半期〕
 売上高 3,255 (+13.5%)
 営業益 277 (△4.6%)
 経常益 374 (+57.6%)
 当期益 163 (+325.5%)
〔通期予想〕
 売上高 12,620 (+20.7%)
 営業益 670 〈前期△264〉
 経常益 650 〈前期△193〉
 当期益 420 〈前期△219〉
 関連市場であるエレクトロニクス業界は、中国向けを中心とした産業機器関連の調整が長引き、また民生機器市場でPCなどの需要低迷が続いた。しかし国内でエアコン、冷蔵庫などの白物家電が好転し始めたほか、主に北米需要を取り込んだ自動車、スマートフォン、太陽光発電関連が堅調に推移した。その結果、売上高は前年同期を上回った。一方利益面は、米子工場の減価償却費負担があり営業利益は減益となったが、為替差益の計上などから経常利益は増益。
●中央紙器工業
〔第1四半期〕
 売上高 2,946 (△10.5%)
 営業益 263 (△22.3%)
 経常益 287 (△18.5%)
 当期益 176 (△17.6%)
〔通期予想〕
 売上高 13,000 (+3.6%)
 営業益 1,250 (+8.0%)
 経常益 1,300 (+5.2%)
 当期益 790 (+5.9%)
 紙器業界は、一部食品関連で明るさが出てきているものの、中央紙器工業グループが得意とする自動車・電気機械関連は本格的な回復には至っていない。そうした中、包装提案による販売活動を行うものの、主要得意先である自動車・電気機械関連企業の海外への生産拠点移管や、価格競争の熾烈化により、減収減益となった。
●ハビックス
〔第1四半期〕
 売上高 2,455 (+13.4%)
 営業益 119 (△37.3%)
 経常益 127 (△28.1%)
 当期益 76 (△26.2%)
〔通期予想〕
 売上高 10,483 (+20.0%)
 営業益 550 (△15.0%)
 経常益 531 (△13.3%)
 当期益 300 (△14.0%)
 化合繊不織布を中心に販売拡大に取り組んだ結果、増収となったが、利益面は円安に伴う原燃料高の影響などで減益。事業別では、不織布関連事業はパルプ不織布原反が増収、パルプ不織布加工品は前年並、化合繊不織布は増収、その他不織布は減収だった。衛生用紙などの紙関連事業は、売上高は微増だったが利益は前年割れとなった。
【流通】
●平和紙業
〔第1四半期〕
 売上高 4,932 (△0.4%)
 営業益 16 (△31.0%)
 経常益 43 (+7.1%)
 当期益 22 〈前期△263〉
〔通期予想〕
 売上高 20,560 (+1.0%)
 営業益 262 (+1.2%)
 経常益 307 (+3.7%)
 当期益 170 〈前期△186〉
 取扱い6品目のうち高級印刷紙とベーシックペーパーの2品目で増収となった。6品目のうち、主力のファンシーペーパーは制作コストの縮小化傾向が根強く、減収。ファインボードも一般白板紙への需要シフトなどの影響で減収。環境対応型商品を主力とした高級印刷紙は多様な用途で採用実績をあげ、増収となった。ベーシックペーパーは一般商業印刷物や薬の能書などに多く採用され、また製紙会社の値上げ表明を受けて流通市場では一時的な需要増があった。技術紙はこれまで安定していた電飾パネル向け合成紙や電子機器の製造用工程紙の販売が減少した。その他(家庭紙など)は、国内量販店が輸入紙の取扱いを増やしたことなどもあり、減収となった。
 
=紙加工の1~6月期=
 続いて、12月期決算企業の第2四半期(2013年1~6月)業績を紹介する。数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
●コクヨ
〔第2四半期〕
 売上高 150,629 (+3.7%)
 営業益 6,565 (△2.8%)
 経常益 7,759 (+7.3%)
 当期益 4,477 (+39.4%)
〔通期予想〕
 売上高 280,000 (+1.5%)
 営業益 5,800 (+19.5%)
 経常益 6,300 (+2.6%)
 当期益 3,300 (+35.9%) 
 国内でオフィス家具販売が伸長したことなどにより増収となった。利益面では、増収とコストダウンによる売上総利益の増加があったものの、海外事業の経費増加などにより営業利益は減益。経常利益は円安による為替差益もあり増益。また税金の減少により、四半期純利益は大幅に増加した。
●ザ・パック
〔第2四半期〕
 売上高 38,445 (△1.4%)
 営業益 1,988 (+4.4%)
 経常益 2,039 (+1.0%)
 当期益 1,282 (+14.0%)
〔通期予想〕
 売上高 86,500 (+2.3%)
 営業益 5,200 (+3.3%)
 経常益 5,350 (+1.7%)
 当期益 3,080 (+2.3%)
 全売上高の6割弱を占める紙加工品事業のうち、主力の紙袋の売上げは全体的に堅調で前年同期をわずかだが上回り、紙器も食品用パッケージの販売強化により増収、一方段ボールはメインの家電業界不振の影響を受け減収、印刷は東日本市場を中心に好調で増収となった。紙加工品事業全体では段ボールの売上減が響いて減収となったが、営業利益は東京工場の減価償却費の逓減などにより、増益となった。
●ダイナパック
〔第2四半期〕
 売上高 21,899 (△1.4%)
 営業益 616 (+10.0%)
 経常益 821 (+4.1%)
 当期益 570 (+56.8%)
〔通期予想〕
 売上高 45,500 (△0.5%)
 営業益 1,450 (△8.5%)
 経常益 1,700 (△12.0%)
 当期益 1,300 (△1.9%)
 飲料を含む加工食品、青果物を中心とする食料品分野は、ほぼ前年並みの販売量を確保したものの、電気・機械分野は顧客の海外生産シフトの影響を受けている。顧客構成の変化や製品の薄物化・軽量化に伴い販売単価が伸び悩み、売上高は前年同期を下回った。生産面では生産性、歩留りおよび品質の向上に取り組み一定の成果を上げるとともに、主力事業所と周辺の衛星工場が連携して収益機会を追求した。生産設備の効率的運営にも注力している。海外事業については、昨年能力増投資を実施したベトナムで、日系および現地企業との取引基盤を拡充して需要を獲得している。
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/16号」より
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