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紙の業界ニュース

2013/11/18

=古紙回収システム研修会=東南ア3ヵ国を対象に第2回目を開催

タイ、ベトナム、マレーシアの3ヵ国を対象とした古紙回収システム研修会が、来たる12月5日(木)~13日(金)の土日を除く7日間、東京・足立区の施設を中心に開催される。
 期間中、3ヵ国から来日する24名は海外産業人材育成協会(HIDA)の東京研修センターを主会場に、日本側が組んだカリキュラムに沿って研修を受けるほか、近郊の製紙工場や直納問屋のヤード、行政回収の現場などを見学する。主催は日本製紙連合会、運営には古紙再生促進センター、全国製紙原料商工組合連合会、日本再生資源事業協同組合連合会も協力する。
 2008年に大阪で開催された第1回アジア林産品産業会議(現 アジア紙パルプ産業会議)では、中国の古紙購入行動に対する懸念が各国から表明されたのを機に、アジアの古紙需給バランスを改善するため、日本が域内における古紙回収・利用の改善に向け支援・協力を行うことが合意された。
 これを受けて製紙連は、経済産業省が主管する一般財団法人、海外産業人材育成協会の制度を利用し、09年から毎年、アジアの製紙産業関係者を対象に、日本の古紙回収システムなどを紹介する研修会を開催している。このうち、中国を対象とした最初の研修会はすでに09~11年の3回で終了しており、昨12年からは前出3ヵ国を対象に行われている。
 今回の研修会では新たに行政関係者を対象に加え、日本の古紙回収システムの特徴や古紙回収業者・問屋の役割、製紙メーカーによる古紙調達・利用の現状、さらに政府の法制度や地方自治体の取組みなどを幅広く紹介する。
 これにより3ヵ国それぞれの「実情に即した古紙回収システムの確立、古紙利用の向上に向けた取組み強化を促し、古紙リサイクルシステムの整備」(製紙連)につなげるのが目的。また、システムの整備を通じて「日本の製紙会社の海外進出における環境改善を図る」(同)という狙いもある。
 主会場はHIDAの東京研修センター(東京都足立区千住東1-30-1)で、各国から8名ずつ計24名が参加する。研修のスケジュールとカリキュラムは以下の通り。
<12月5日(木)>◆午前…▽開講式▽講義「日本製紙産業の現状」(講師:製紙連)◆午後…▽発表とディスカッション「タイ、マレーシア、ベトナムにおける古紙回収の現状と課題」(進行:製紙連)
<6日(金)>◆午前…▽講義「古紙回収業界の歴史と現状」(日資連)▽講義「紙リサイクルについて」(古紙センター)◆午後…▽講義「古紙直納問屋の歴史と現状」(全原連)▽研修生と講師とのディスカッション
<7日(土)、8日(日)>休日
<9日(月)>◆終日…▽見学:レンゴー・八潮工場▽講義「段ボール古紙の現状と課題」(講師:レンゴー)
<10日(火)>◆午前…▽講義「製紙会社の古紙利用と調達の現状」(講師:王子エコマテリアル)◆午後…▽見学:王子マテリア・富士第一工場
<11日(水)>◆午前…▽講義「日本の廃棄物政策について」(講師:環境省大臣官房廃棄物リサイクル対策部廃棄物対策課)◆午後…▽講義「日本の3R政策について」(講師:経産省産業環境技術局リサイクル推進課)▽講義「自治体の廃棄物対策」(講師:東京都環境局廃棄物対策部一般廃棄物対策課)
<12日(木)>◆午前…▽見学:東京都足立区内における行政回収▽講義「行政回収と集団回収の現状(東京都足立区環境部ごみ減量推進課)◆午後…見学:古紙ヤード(新井商店・綾瀬営業所)
<13日(金)>◆午前…▽研修成果発表会(コーディネーター:王長君/NTTデータ経営研究所シニアコンサルタント)◆午後…▽日本側見識者との意見交換会(議事進行:製紙連)▽閉講式
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/18号」より
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