世界最大級の製紙会社Asia Pulp and Paper(アジア・パルプ・アンド・ペーパー、以下APP)傘下のエイピーピー・ジャパンはこのほど、ロハスクラブが主催する「第9回ロハスデザイン大賞2014」のコト部門で大賞を受賞した。
受賞の対象となったのは、「APPグループの植林開発事業」。自然林を保護して生態系を維持し、紙の原料となる木材の持続可能な調達を可能にしていることが評価された。APPはインドネシア政府の定めた荒廃地などに植林を行い、今ではインドネシアと中国に約140万ha(東京都の面積の6倍以上)という世界最大級の植林面積を有している。また、Made in Indonesiaの植林木100%のコピー用紙を商品化し、植林木から製品までを一貫生産している。
ロハスデザイン大賞は2006年から開始され、今年で9回目を迎える。今年のテーマは、「社会をよりよく、豊かに変えていく『ソーシャル・デザイン』」。計161点の応募の中から、「ロハスデザイン大賞2014新宿御苑展」の来場者による投票と、「ロハスクラブ個人メンバー」によるインターネット投票を合わせた9万3,583票で、モノ・ヒト・コトの3部門上位3点、特別賞1点、ソトコト賞1点が選ばれた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/14号」より