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紙の業界ニュース

2014/09/08

決 算

=紙パの第1四半期=
 紙パ関連企業の第1四半期(2014年4~6月)決算発表が始まった。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
●王子ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 319,075 (+0.2%)
 営業益 10,240 (△25.7%)
 経常益 8,316 (△52.4%)
 当期益 3,118 (△63.3%)
〔通期予想〕
 売上高 1,360,000 (+2.1%)
 営業益 70,000 (+12.9%)
 経常益 60,000 (△14.7%)
 当期益 28,000 (△17.2%)
 各セグメントの概況は次の通り。
○生活産業資材…前年同期比△1.8%の減収。段ボール原紙の国内販売は減少したが、輸出増によりトータル販売量は前年を上回った。段ボールの販売量は微減。白板紙と包装用紙も若干前年を下回った。家庭用紙は、トイレットペーパー、ティシュ、紙おむついずれも減少。
○印刷情報メディア…前年同期比△1.0%の減収。新聞用紙は頁数は増えたものの部数減で販売量は前年割れ。印刷・情報用紙の販売量は減少したが、売上高は価格修正効果により微減にとどまった。
○機能材…前年同期比+0.8%の増収。特殊紙の国内販売はほぼ前年並みで、輸出は拡販により増加。感熱紙の国内販売も増加。海外事業は、感熱紙が北米・欧州で低迷したが、南米・アジアで好調。
○資源環境ビジネス…前年同期比+4.0%の増収。
●日本製紙
〔第1四半期〕
 売上高 255,214 (△0.4%)
 営業益 6,277 (+56.8%)
 経常益 6,034 (+28.3%)
 当期益 3,194 (△37.9%)
〔通期予想〕
 売上高 1,100,000 (+1.7%)
 営業益 40,000 (+40.2%)
 経常益 35,000 (+24.2%)
 当期益 26,000 (+14.2%)
 各セグメントの概況は次の通り。
○紙・パルプ事業…洋紙は国内販売量が前年割れとなったが、価格修正などにより売上高は前年並み。板紙は、段ボール原紙需要が堅調に推移し、販売量は前年同期を上回った。家庭紙は前年割れ。事業全体では前年同期比+0.8%の増収、同+124.2%の増益。
○紙関連事業…化成品事業は堅調だったが、液体用紙容器事業は牛乳消費の低迷などにより販売量が前年割れ。事業全体では前年同期比△4.4%の減収、同△7.3%の減益。
○木材・建材・土木建設関連事業…前年同期比11.9%の減収、同35.6%の減益。新設住宅着工戸数が、増税に伴う前倒し需要の反動で減少した。
●レンゴー
〔第1四半期〕
 売上高 130,506 (+2.6%)
 営業益 1,592 (△72.1%)
 経常益 1,902 (△71.4%)
 当期益 602 (△83.8%)
〔通期予想〕
 売上高 535,000 (+2.3%)
 営業益 18,000 (+26.6%)
 経常益 18,000 (+17.2%)
 当期益 10,000 (+170.1%)
 主力の段ボール製品の販売量が増税前の駆込み需要の反動減はあったものの堅調に推移し、また連結子会社の増加もあり、加えて軟包装、重包装が好調だったため増収となった。利益面は、段ボール価格の軟化や、原燃料価格上昇の影響などにより減益。
 セグメント別の業績は、板紙・紙加工関連は段ボール市況の軟化や原燃料高の影響が大きく、減収減益。軟包装関連は積極的な営業展開により増収となったが、原燃料価格の上昇により減益。重包装は前3Qから連結子会社が増加したことにより増収となったが、不良債権の発生などもあり減益。海外関連は、売上高は微減、損益面は赤字計上となった。前3Qで中国の製紙会社2社を連結範囲から除外している。
●大王製紙
〔第1四半期〕
 売上高 103,252 (+1.8%)
 営業益 4,406 (+107.7%)
 経常益 3,178 (+155.5%)
 当期益 2,353 (+185.4%)
〔通期予想〕
 売上高 450,000 (+4.6%)
 営業益 19,000 (+18.4%)
 経常益 17,000 (+51.0%)
 当期益 8,500 (+35.1%)
 各セグメントの概況は次の通り。
○紙・板紙…売上高は前年同期比+1.8%、セグメント利益は+141.3%の増収増益。新聞用紙は微減。印刷用紙は量的には前年割れだったが、収益性の高い製品への販売シフトと価格修正により販売金額はプラス。板紙・段ボールは、増税前倒し需要の反動減の影響が軽微だったことに加え、夏物商品の前倒し需要があり、販売量・金額ともに前年同期を上回った。
○ホーム&パーソナルケア…売上高は前年同期比+0.0%、セグメント利益は△1.5%。衛生用紙は、前倒し需要の反動減に加え、ティシュで安価な輸入紙がシェアを拡大し販売量・金額ともに前年割れ。大人用紙おむつは、販売量は前年並みだが金額は前年割れ。ベビー用紙おむつは販売量・金額ともに前年同期を上回った。
 なお、通期予想の四半期純利益を、5月発表の前回予想から上方修正している。ハワイの子会社のエリエールハワイINCグループ4社を清算することが決まり、これに伴い1Qで約9億円の法人税等調整額(益)を計上したため、前回の75億円から85億円に修正した。
●北越紀州製紙
〔第1四半期〕
 売上高 54,859 (+5.4%)
 営業益 387 〈前期△528〉
 経常益 947 (+26.1%)
 当期益 814 (+18.7%)
〔通期予想〕
 売上高 237,000 (+5.9%)
 営業益 7,500 (+125.3%)
 経常益 10,500 (+22.3%)
 当期益 6,500 (+4.1%)
 洋紙の輸出量は減少したものの、昨年度に実施した価格修正効果や国内販売量の増加などにより増収となった。損益面でも、営業、経常、純利益のいずれも大幅増益となった。
●三菱製紙
〔第1四半期〕
 売上高 51,847 (+5.1%)
 営業益 △1,564 〈前期△1,567〉
 経常益 △1,917 〈前期△1,520〉
 当期益 △3,419 〈前期△1,785〉
〔通期予想〕
 売上高 220,000 (+6.0%)
 営業益 4,500 (+849.7%)
 経常益 2,500 〈前期62〉
 当期益 0 (△100.0%)
 洋紙の減産体制を継続して価格維持に努めたことと、機能材料の堅調もあって増収となった。しかし損益面は、大規模な定期修繕に伴う八戸工場の操業度低下や、原燃料価格の上昇、外貨建て債権の評価替えに伴う為替差損など減益要因が大きく、経常損失となった。また最終損益には、7月に募集した希望退職にかかる費用を特損計上したことも響いている。事業別の概況は次の通り。
○紙・パルプ…印刷用紙の販売量は減少したが、PPC用紙の堅調などにより増加。販売金額も価格修正効果で増加した。この結果、売上高は前年同期を上回り、営業損失も縮小した。
○イメージング事業…国内は販売量・金額ともに増加したが、海外は減少し、減収減益となった。
○機能材…不織布の水処理膜用支持体やバッテリーセパレータなどの販売増に加え、KJ特殊紙の業績が好調で増収増益。
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/8号」より
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