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紙の業界ニュース

2014/09/16

決 算

=紙パの第1四半期=
 前号に続き、紙パ関連企業の第1四半期(2014年4~6月)決算を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
●リンテック
〔第1四半期〕
 売上高 49,322 (+5.2%)
 営業益 3,975 (+32.4%)
 経常益 4,020 (+16.6%)
 当期益 2,797 (+17.7%)
〔通期予想〕
 売上高 210,000 (+3.3%)
 営業益 16,000 (+16.2%)
 経常益 15,500 (+17.7%)
 当期益 10,500 (+23.5%)
 洋紙・加工材以外のセグメントは増収増益で、特に印刷材・産業工材と電子・光学の営業利益は大幅増益となった(それぞれ前年同期比+84.7%、同+70.0%の増益)。各セグメントの概況は次の通り。
○印刷材・産業工材関連…印刷・情報材のシール・ラベル用粘着製品は国内では医薬、医療用を中心に堅調で、海外もアセアン地域で旺盛な需要が継続した。産業工材も、自動車用粘着製品がアセアンを中心に堅調に推移し、ウインドーフィルムは中国で緩やかに回復。
○電子・光学関連…半導体関連装置は減少したが、半導体関連粘着テープはスマホ用の需要効果で伸長。
○洋紙・加工材関連…前年同期比+1.4%の増収ながら営業利益は△31.2%の減益。洋紙は、カラー封筒用紙は前期並みで、建材用紙・耐油紙が増加したため全体でも増加。加工材は、炭素繊維複合材料用工程紙は伸長したが合成皮革用工程紙が減少し、全体でも減少。
●中越パルプ工業
〔第1四半期〕
 売上高 24,777 (+5.0%)
 営業益 327 (+46.2%)
 経常益 324 (+8.8%)
 当期益 149 〈前期13〉
〔通期予想〕
 売上高 102,000 (+2.3%)
 営業益 2,600 (△14.1)
 経常益 2,500 (△15.1%)
 当期益 1,400 (+163.2%)
 中長期成長戦略プラン「ネクストステージ50」で掲げた生産品種の構造転換、包装用紙・製袋事業の強化、発電事業への参入、コスト削減、パルプ高度利用化計画などを推進している。事業別の概況は次の通り。
○紙・パルプ製造事業…新聞用紙は部数減により、販売量・金額とも前年同期を下回った。印刷情報用紙は消費税増税に伴う前倒し需要の反動減はあったものの販売努力により数量は横ばい、金額は価格修正効果もあり増加した。包装用紙は販売量・金額ともに横ばい。特殊紙は、封筒需要は低迷したものの、壁紙が堅調に推移したことから、販売量・金額ともに増加した。板紙・加工品等も増加した。
○紙加工品製造事業…国内需要の堅調と拡販努力により増収となったが、利益は原料価格上昇などにより減益。
●特種東海製紙
〔第1四半期〕
 売上高 19,693 (+2.3%)
 営業益 850 (△28.8%)
 経常益 956 (△27.7%)
 当期益 433 (△36.2%)
〔通期予想〕
 売上高 79,000 (+1.1%)
 営業益 2,500 (△21.4%)
 経常益 2,600 (△26.2%)
 当期益 1,000 (△54.1%)
 新製品開発、エネルギー効率の改善を進めているほか、売電事業への進出も目指している。各セグメントの状況は次の通り。
○産業素材事業…段ボール原紙の販売量は前年同期を下回った。クラフト紙は、季節商品の前倒しもあり販売量は前年同期を上回った。海外向け製紙用途パルプも堅調。
○特殊素材事業…特殊機能紙は、前倒し需要の反動減が情報用紙の一部にあったが、食品・医療向けの包材などの堅調に支えられ、販売量・金額ともに前年同期を上回った。特殊印刷用紙は、反動減と出版向けの需要減により、販売量・金額ともに前年割れ。
○生活商品事業…ペーパータオルは、前倒し需要の反動減があったものの前年並みの販売量を確保。トイレットペーパーも販売量は前年割れとなったが、価格修正効果などにより増収。
●巴川製紙所
〔第1四半期〕
 売上高 8,055 (△5.5%)
 営業益 80 (△62.7%)
 経常益 84 (△68.7%)
 当期益 148 (△8.2%)
〔通期予想〕
 売上高 35,000 (+1.1%)
 営業益 1,000 (+8.9%)
 経常益 800 (△18.4%)
 当期益 500 (△17.5%)
 FPD関連事業でスマホ向けディスプレイ関連の受注が増加したものの、半導体関連を中心とした電子材料事業の売上高は前年並み。またトナー関連事業が一部大口顧客との取引見直しに伴い、米国を中心に販売が弱含みで推移した。これらの結果、「プラスチック材料加工事業」は減収減益。「製紙・塗工紙関連事業」も、磁気乗車券など既存製品の市場縮小に加えて消費税増税前の駆け込み需要の反動もあり、減収減益。原燃料高や、設備の計画修繕があったことも減益の要因。減収の背景には、連結子会社だった㈱TFCを連結範囲から外したこともある。
 四半期純利益の減益幅が営業・経常に比べて小幅なのは、過去に減損した設備を、4月1日付でグループ会社へ現物出資(増資)したのに伴い持分変動利益を計上したため。
●ハビックス
〔第1四半期〕
 売上高 2,561 (+4.3%)
 営業益 72 (△39.6%)
 経常益 74 (△42.0%)
 当期益 44 (△42.2%)
〔通期予想〕
 売上高 11,574 (+11.2%)
 営業益 700 (+30.7%)
 経常益 693 (+29.7%)
 当期益 402 (+1.4%)
 衛生材料用途を中心に販売拡大に積極的に取り組み増収となったが、利益面では、全社挙げてのコスト削減に取り組むも、原燃料価格の上昇に対して販売価格の修正が進まず減益となった。セグメント別の概況は次の通り。
○不織布関連…売上高は前年同期比+11.2%、セグメント利益は同+35.3%。パルプ不織布原反はおしぼり用途が堅調だったほか、新たに衛生材料用途の販売も開始した。パルプ 不織布加工品もOEM製品が堅調だった。
○紙関連…衛生用紙のティシュ向けの減少などにより、売上高は前年同期比△3.9%、セグメント利益は原燃料価格高騰もあり同△65.2%。
●共同紙販ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 4,144 (△5.3%)
 営業益 △59 〈前期24〉
 経常益 △7 〈前期47〉
 当期益 49 (+34.9%)
〔通期予想〕
 売上高 18,000 (+1.6%)
 営業益 180 (+39.5%)
 経常益 170 (+10.2%)
 当期益 150 (+77.2%)
 適正価格販売を主眼に、小口の商売を大切に販売活動を展開したが、紙の需要が伸び悩む中、販売量は大幅に減少。また販売価格の下落もあって減収となり、営業・経常利益は赤字となった。
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/15号」より
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