和紙文化研究会は今冬、福井県和紙工業協同組合、福井県、越前市と共同で、「和紙文化in越前」を開催する。1993年以来、毎年東京で和紙文化講演会を開催してきたが、今回は初めて開催場所を和紙の産地である福井県越前市に移し、「第22回和紙文化講演会」「記念展覧会」「産地見学会」の3本柱で開催する。詳細はホームページ（http://washiken.sakura.ne.jp/admission/）を参照。開催概要は次の通り。

◆第22回和紙文化講演会

〔テーマ〕越前和紙の伝統と創造の世界

〔日時〕11月24日13:00～17:30

〔会場〕越前市いまだて芸術館（福井県越前市粟田部町１－1－1）

〔講師など〕①基調講演…▽名児耶明（五島美術館常務理事副館長）▽増田勝彦（和紙文化研究会副会長）▽石川満夫（元福井県和紙工業協同組合理事長）　②パネルディスカッション…▽司会：増田勝彦（司会）▽パネラー：名児耶明（前出）、石川満夫（前出）、高橋裕次（東京国立博物館学芸企画部情報館情報課長）、吉野敏武（元宮内庁書寮部修補師長）

◆展覧会「和紙の姿展」

〔テーマ〕Echizen和紙を創作する

〔会期〕11月15日～12月14日

〔会場〕越前和紙の里卯立の工芸館

〔入場料〕200円（講演会・産地見学会参加者は無料）

〔予想分野〕日本画、プリント、紙衣、書、表装、製本、照明など

◆産地見学会

〔開催日〕1月25日

〔場所〕越前市五箇地区

〔スケジュール〕9:00紙の文化博物館前広場集合、12:00終了、14:00JR武生駅行シャトルバス手配

〔参加要領〕事前申込制、参加費1,000円（高校生以下500円）

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future10/14号」より