日本製紙、古紙輸送モーダルシフト推進協議会、南光運輸(日本製紙グループ)および日本貨物鉄道は、国土交通省と経済産業省による「平成26年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」において、グリーン物流パートナーシップ会議特別賞を受賞した。
グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰とは、荷主と物流事業者の連携によるグリーン物流の普及拡大などを目的として実施されている表彰制度で、物流分野で地球温暖化対策に功績のあった事業者を表彰している。
今回表彰の対象となったのは、日本製紙石巻工場の復荷輸送システム。同社は石巻工場内の物流施設のレイアウトを変更し、これまで石巻工場から首都圏向けの製品(紙)輸送のみに活用していたJRコンテナを、首都圏から石巻工場向けの復荷として原材料(古紙)輸送にも活用することで、「モーダルシフト・ラウンド輸送形態」を構築した。これにより安定輸送力を確保したことや、トラックからJRコンテナへの切り替えによりCO2排出量を削減したことが評価された。
なお、古紙輸送モーダルシフト推進協議会は、日本製紙、南光運輸、日本貨物鉄道の3社がパートナーシップを組み、物流の合理化と環境に優しい物流を目指して2013年4月に設立された。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/5号」より