レンゴーはこのほど、省エネルギーセンターが主催する「2014年度省エネ大賞」で、八潮工場の「板紙製造工場におけるサークル活動による省エネ推進」が経済産業大臣賞(産業分野)を受賞した。
「省エネ大賞」は、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進などに寄与することを目的として、優れた省エネ活動事例や先進型省エネルギー製品などを表彰する顕彰制度。
八潮工場では、工場内の省エネに取り組む小集団活動チーム「低燃費八潮」を結成し、全従業員からさまざまな発想でテーマを募って評価、実施する体制を構築している。それにより従業員一人一人の省エネ意識を高めると同時に、継続的なCO2排出量の低減を実現しており、今回はその実績が評価されての受賞となった。
八潮工場は、早くからエネルギー源を重油からクリーンな都市ガスへ転換するとともに、板紙の製造工程で発生する残渣もバイオマス燃料として電気や熱エネルギーに有効活用するほか、製造工程全般で高効率設備の導入や省エネ化を図ってきた。これは、レンゴーの環境への取り組みである「軽薄炭少」(より薄く、より軽く、CO2排出の少ないパッケージづくり)、および「Less is more.」(より少ない資源で、よりCO2排出の少ない、高品質で高付加価値なパッケージづくり)の一環であり、この実現に向け、八潮工場は長年にわたり実績を積み重ねてきた。
なおレンゴーでは、温室効果ガス排出量の削減目標として、「2020年度32%削減」、「2050年50%削減」を掲げている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/16号」より